気になっていた『ナルコス』ロゴを調査
『ナルコス』毎エピソードオープニングや各登場人物と共にポスターイメージなどで使用されている縦長「NARCOS」欧米書体。
ちょっと前から気になっていたので、色々とネットで調査してみました。
すると、海外のフォーラムにこんな書き込みが…。
Bebas Neue is similar. The ‘S’ is different though.
引用元：https://www.dafont.com/forum/read/256101/narcos-font
どうやら「Bebas Neue」が一番近いイメージらしいですね。
実際には少しカーニングや文字の太さが異なっているので、恐らくオリジナルフォントなのでしょう。
完璧には同じにならないと思いますが、試しに「Bebas Neue」をインストールしてそのまま入力をしてみました。
確かに結構近い書体ですねー。
少し調整すれば良くなりそう。
ロゴ＋コロンビア メデジン風の街並みでイメージを作成
せっかくなので、オープニング最後のロゴがバッと登場するシーンに似たイメージを作成してみました。
前提としてデザイナー向けであるAdobe製品Photoshop、Illustrator、Typekitが利用できることです。
以下、その手順。
「Bebas Neue」フォントをTypekit経由で同期する
作成方法としては、該当フォントである「Bebas Neue」をお使いのPCと同期させます。
https://typekit.com/fonts/bebas-neue
（※Adobe Creative Cloudを使用している方であれば、Typekiet経由でフォントの同期が出来るはずです）
ちなみに、こちらの「Bebas Neue」は日本人デザイナーであるRyoichi Tsunekawa氏が作成されたもので、他にも多数の魅力的なフォントを作っています。
https://www.myfonts.com/person/Ryoichi_Tsunekawa/
メデジンの街並みの写真を用意する
エピソード1、エピソード2のオープニングではパブロの本拠地であるメデジンの街が映像として登場しますので、同じようにメデジンの街並み（もしくは近い街並み）の写真を用意します。
今回は有料素材をある程度色味加工をしています。
（※再配布は規約上禁止ですので上記の画像は意図的に荒くしてあります）
Photoshop上で良い感じに合成
Photoshopの細かい使い方は割愛しますが、レイヤー一番下に先ほどダウンロードしたメデジン風の街並み、上のレイヤーに「Bebas Neue」フォントで文字を入力して配置していきます。
そして、真ん中のレイヤーに墨でバッと横に引いたような黒い背景イメージを作成しました。
Photoshop上で荒めに写真加工
このままですと、色味がパキっとしていて実際に『ナルコス』オープニングのように乾いたイメージが出ていないため、更にガンマやカラー等を微調整して加工していきます。
完成！
完成した『ナルコス』オープニングのメインロゴ風イメージはこちら。
当サイトでNEWS記事があった際に使用できるアイキャッチ画像としてみました。
単にフォント書体を探すだけでしたが結果としてイメージ作成までしちゃいました。
『ナルコス』はNetflixが莫大な予算をかけているだけあってストーリーや俳優以外でも、オープニング映像なども非常に凝ったクリエイティブな作品です。
こうした素晴らしい作品に刺激を受けて手探りでデザイン作業を模倣していくのもなかなか楽しい経験でした。
日頃映像を作成されている方であれば『ナルコス』オープニング風に色々と動画を作ったり出来ると思うので、とても楽しそうです。
